妻 「下半身の筋肉痛?ぜーんぜん」- スラローム -
上半身ガッチガチ
さて一本橋に並ぶ最難関課題、「スラローム」の練習も開始です。
並んだパイロンの間を、右に左にグイグイと通っていくヤツですね。
キレイに決まると実にカッコよく見栄えがする技術です。
妻 「う~ん、難しい」
夫 「内股筋肉痛になるでしょ?」
妻 「ン?全然筋肉痛じゃないよ。腕は痛い」
夫 「上半身ガッチガチで乗ってんのかい!」
スラロームは時間制限があり、タイムオーバーすれば減点になります。
クランクのようにバイクを直立させてハンドルを大きく切って曲がるという感じだと、速度が出せないのと、大回りになってしまうのとで、時間がかかってしまいます。
そこで、バイクを傾けて小さく回る必要があります。
そして、パイロンとパイロンの間は速やかに加速しタイムを稼ぎ、次のパイロンを曲がるためにまた減速。
加減速が激しいので、体とバイクを安定させるために内股でバイクのタンクを挟み込む「ニーグリップ」と呼ばれる動作が必要になるはずです。
運動不足のアラフィフ妻は絶対に筋肉痛で苦しむと思ったのですが……
加減速の時にハンドルを握りしめているのかもしれませんねぇ。
一体何が起きているのかまったくワカラナイ。
夫 「バイク倒す時とりあえず腕の力は抜くべし」
夫 「あとは外側の足の太ももを内側にグイってするとか、内側のステップ踏むとかかなぁ」
余計な事言ってしまったかも。
イメージトレーニング
妻 「時間?少し遅いのかな」
夫 「パターン作ってリズム良くって感じじゃないの?」
妻 「リズム感ないんだよね(´・ω・`)」
スラロームは、アクセル、リアブレーキ、目線と体重移動をリズミカルに一定のパターンで続ける必要があります。
夫 「バイクに乗ったつもりになってイメージトレーニングしてみて」
妻 「やる!」
お風呂でもやってました。少し間抜けです。
でもイメトレは、発進やギアチェンジなどの練習の時にもやってましたが、結構効果的なようです。
想像力が豊かなのかもしれません。また一つ良いところを見つけました。
後日……
妻 「あのね、絶対うまくなってるよ」
夫 「そうね。なってるなってる(適当)」
妻 「本当だから」
イメトレから謎の自信を付けた様で、無事にスラロームをクリアです。
シミュレーターはまったりと
難しい技能習得の合間に、二輪シミュレーターの時間も挟まれます。
教官も余裕があるのか、雑談も挟みつつだったようで……
妻 「なんでバイクの免許取ろうと思ったの?って聞かれた」
夫 「誰に?」
妻 「今日初めて当たった先生に」
夫 「なんて答えたの?」
妻 「ちょと間違っちゃってって」
そもそも小型自動二輪免許が欲しかったので、間違いって言えば間違いなのですが。
教官の方もガックリきてないか心配になります。
他の教習生の方にも話し掛けられるみたいで。
大型バイクの教習の方は、妻より年上っぽい方も多い様です。
いわゆるリターンライダーってことで、バイクにも詳しい。
で我が妻君は、モンキーしか知らずにまちがって普通自動二輪教習ってことで。
「今まで何乗ってたの?」「免許取ったら何乗るの~」「今何時間目?」
何一つ普通に答えられないようです。
キョドっておかしい人に思われてなきゃいいんですが。
ビッグスクーターはビッグだった
妻 「ビッグスクーターってやつのったよん!(なぜか自慢げ)」
夫 「足とどかなかったでしょ」
妻 「そうなの!今度見せるね!」
大きなスクーターにちゃんと乗れたのがよほどうれしかったようです。
付き添いで行ったときに、本当に見せられました。
夫 「ギアチェンジしなくていいし、こっちの方が良いんじゃないの?」
妻 「でもおっきいし」
やっぱり大きと感じたバイクはダメみたいですね。
CB400SFも十分大きいと思うんだけど。