妻 「足がつかない!」「手が届かない!」「指が届かない!」 - レバー操作とセンタースタンド掛け -
次は体格の壁にぶち当たる
他人の、特に女性の身体的特徴 を公言するのは申し訳ないのですが、バイク教習の難易度は体格にも左右されるのは事実です。
妻の身長は150cm前半、女性の中でも低い方でしょうか。
教習車のCB400SF は、スポーツバイクの中ではシート高は低い方です。
それでも、妻が乗車した場合、おしりをシートから横にずらしてやっと片足のつま先が地面に着くぐらいになります。
単純に足がつかないのは恐怖心に繋がります。
妻は慎重な性格なのでやはりここは心理的に大きい壁になります。
何らかのミスをしてふらついて足を出した時に、バイクを支えきれずに転倒する可能性が高くなります 。
ブレーキレバーとクラッチレバーが遠い
妻 「レバーに指が全部届かないの」
夫 「全部って?」
妻 「う~ん、頑張って伸ばして先っぽ?って感じ」
バイクは、左手側にクラッチレバー、右手側にブレーキレバーが付いてます。
教習所では、ハンドルを握った状態から、親指以外の4本の指を伸ばしてレバーを握れと教わります。
どうやら 妻の手のサイズでは、人差し指とか中指辺りの第一関節ぐらいまでしか届かないようです。
夫 「レバーの幅調整のダイヤルってないの?ウチのバイクに付いてるみたいな?」
妻 「ないみたいだけど……」
付き添いで教習所に行った折、確認してみましたが確かに無かった……これは厳しい。
夫 「親指きつく握りすぎないで、レバー握るとき少し手首上に回してみて」
そんなアドバイス程度しかできません。
妻 「届かない指どうするの?(真剣)」
夫 「届いてるフリしとけ~」
センタースタンドが掛けられない!
妻 「センタースタンド掛け失敗しちゃった (T_T)」
夫 「引き起こしの次にみんな苦労するみたいだねぇ(苦労してないので他人事)」
妻 「ハンドルまっすぐにしろって言われるけど曲がっちゃう」
夫 「(ん?どゆこと?)……」
またしても自分は役に立たず。ネットとYoutubeに頼ります。
どうやら左手をハンドルに添えて、右手を後ろのガードパイプを持つように教わるようです。
自分のバイクを使って、妻にセンタースタンド掛けを実演してもらったところ、気づきました。
夫 「腕が短くね?」
妻の体格では、左手でハンドルを持って、右手でリアのパイプを持つような姿勢をとると、腕が伸び切っています。
センタースタンドを掛けるには、右足側に重心を移してスタンドの足掛けを踏みます。
そうすると、どうしても上半身が右手側に傾きます。
その時に無意識にハンドルを引っ張ってしまっていたんです。
しっかり力を入れようとして、ハンドルもギュッと強く握ってますしね。
体格が良ければ、左右の肘に余裕ができますから、少々体が傾いてもハンドルを引っ張らないように簡単に調整できるのですけれど。
少しでもハンドルが傾いているとセンタースタンド掛けは失敗します。
ここでも体の小ささが壁になっていました。
夫 「ハンドルは力入れないようにして、右手と右足に集中して!」
妻 「わかったーやってみる」
自分のバイクは大型バイクなので、イメージトレーニングまでしかできません。
なんだか軽い返事で済まされましたが、ここから先は教習所にお任せです。
みんな言うことが違うよ!
妻 「なんかねーセンタースタンド掛け時々成功するようになったの」
夫 「すごいじゃん!」
妻 「みんな心配色々教えてくれるんだけど、足の向きこっちがいいとか、自分が良いと思う事と違う事言われて失敗するの」
そうです。とても素直で素朴な人柄なのです。
言われたとおりに真剣にやってしまうのですよね 。
教官から見たら出来の悪い生徒。皆さん真剣に自分がベストだと思う方法を指導してくれます。
そして、出来栄えが不十分ならもっと良くなるようにと、さらに指導が入ります。
ですが、妻は混乱します。
妻 「(今までできてたのにできなくなっちゃった)……(T_T)」
考えすぎちゃうんですね。
夫 「いやいや、そこは成功したのが正解だから自分が良いやり方でいいんだよ」
素直+まじめ。これが良い方に働くか悪い方に働くか。
心配が尽きませんが、いよいよ乗車です 。
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