妻 「ガックンってなる」 - 交差点の右左折 -
伸びしろありまくり
ここまでで、普通の人の倍ぐらい時間は掛かってますが、外周を脱出してコース内を走るようになってきました。
転倒も減ったせいか、教習直後に「慣熟走行」もさせてもらえる段階に。
慣熟走行とは、ウォーミングアップの事です。
コース内を割と自由に走って、体を慣らします。
なので、8の字走行とか、自動車用のS字コース走るとか、あまり検定に関係ないこともやるんですけど、意外にも走り出してしまえばバランス感覚は良いみたいです。
今までバタンバタンと倒れるところとか、ガクガクとエンストするところとか見すぎたせいで、スムーズに走る姿を見て夫感動です。目じりに涙が(;´Д`)
夫 「(かなり走れるようになってる!伸びたなぁ。頑張ったんだなぁ)」
まぁ、安心したのはここまで。
ふらつき、寄れない
まだまだ基礎技術の練習が続きます。
交差点で一時停止してからの再発進、そして右折や左折。
またしても壁にぶち当たります。
妻 「左折?しようとするとアクセルぐわーってなるの」
夫 「ん?何?ふらつくの?」
妻 「なんかぐわーって。縁石に沿って走れって言われるのにできない~」
どうやら、無意識にアクセルをひねっているようです。
腕が短いので、ハンドルを左に切ると、右手が突っ張ります。
すると、右手はアクセルをぎゅっと握ったままなので、傾くハンドルに引っ張られてアクセルが自動的に開いてしまう。
そんなメカニズムと予想しました。「ぐわーっ」は加速のこと……のはず。
夫 「少し体を前に傾けて、前傾姿勢にしてみて。殿様スタイルで偉そうに乗ってるでしょ?」
夫 「腕に余裕ができるから、ハンドルを切ってもぐわーってならなくなるよ」
夫 「ニーグリップ忘れないで。ハンドルも添えるだけ。強く握っちゃダメ!」
妻 「わかったー。前傾ね!」
とはいえ、八の字走行などは普通にできています。
たぶん、発進操作にまだ自信が無いのではないかと。
交差点は、発進してすぐ曲がるという作業なので、「転んじゃいけない」「ふらついちゃいけない」とか、余計な事考えて、無意識に腕と肩に力が入ってしまうんでしょうね。
止まるときガックン
妻 「なんか止まるときガックンてなる」
夫 「急ブレーキってこと?慌てて止まってる?」
妻 「なんか忙しい。線出ちゃだめって言われたら、凄く手前にとまっちゃったりして」
付き添いしたときに見てみたんですが、確かに停止線で止まった瞬間、バイクのフロントが「ガックン」としてます。これは危険。
握力が弱いはずなのにちょっとおかしい。
夫 「リアブレーキ使ってる?」
妻 「足ブレーキの事?なんかよくわかんなくて」
妻 「踏めって言われたから踏んでるけど」
妻にとってはここも壁。
自動車とは違って、バイクは前後のブレーキが分かれてますから、連動させたり使い分けたりが理解しにくい様です。
教習所では、「前が7、後ろが3」とか力を加えるイメージを比率で教えているみたいです。
ところが、指先でコントロールするフロントブレーキと、足でコントロールするリアブレーキでは、体で感じられる感度が違いすぎます。
長年バイクに乗っている自分でも、「後ろ3」って具体的にどれぐらいわかりません!
どちらかというと、減速の主力が前、姿勢をコントロールするのが後ろって感じで、比率ってあまり考えてないのですよね。
こんな話をしても伝わるはずはなく。
夫 「線で止まらなきゃって意識しすぎかなぁ」
夫 「スピード早めに落として、最後はリアブレーキの踏み方強くすればいいのかも」」
妻 「難しいねぇ」
少し凹み気味
ここまで外周中心で、悩みながらも気持ちよく走れる瞬間もあったみたいなのですが、いよいよ細かい技術が中心になってきました。
- バイクの姿勢を安定させなさい
- 縁石から離れないでカーブを曲がりなさい
- 停止線になるべく近づけて止めなさい
- 速やかに加速しなさい
- 静かに止まりなさい……等々
素直な妻にはこれが大いにストレス。
教官はだいたい出来ていても、もっと良くなるようにと追加アドバイスをしてちゃうんですね。
妻 「できない~ なんかダメなのぉ~」
夫 「できてるから!上手に乗れてるから!」
妻 「だって○○がダメって言われるし~」
夫 「(やばい。ネガティブ妻が前に出てきてる~)」
励ましているものの、確かにハンコはなかなか貰えていません。
ネットでしか見たことありませんが、「自動車学校中退」が頭を過ぎった瞬間でした。